背中が兀げる(読み)せなかがはげる

精選版 日本国語大辞典 「背中が兀げる」の意味・読み・例文・類語

せなか【背中】 が 兀(は)げる

  1. 狐、狸などの劫(こう)を経る。老成する。
    1. [初出の実例]「せなかのはげたる古狐後足(うしろあし)にて立ちて先に行く」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)二)
  2. 老獪(ろうかい)である。
    1. [初出の実例]「背(セナカ)のはげた生れがはり、猫なで声くはぬぞえ」(出典:浄瑠璃出世握虎稚物語(1725)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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