老獪(読み)ロウカイ

デジタル大辞泉 「老獪」の意味・読み・例文・類語

ろう‐かい〔ラウクワイ〕【老×獪】

[名・形動]いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。老猾ろうかつ。「老獪なやり口」
[派生]ろうかいさ[名]
[類語]世間擦れすれっからしずるいこすいこすっからいあくどい狡猾ずる賢い小賢しい賢しい賢しら悪賢い海千山千抜け目が無い要領がいい悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪極悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつよこしまさがない腹黒い腹汚い人悪い人が悪い人悪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「老獪」の意味・読み・例文・類語

ろう‐かいラウクヮイ【老獪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 経験を積んでいて、悪賢いこと。世慣れてずる賢いこと。また、そのさま。老猾(ろうかつ)老黠(ろうかつ)
    1. [初出の実例]「その老獪(ラウクヮイ)らしい顔の何処かに、一瞬間無邪気な驚嘆の色が去来したのを」(出典舞踏会(1920)〈芥川龍之介〉一)

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普及版 字通 「老獪」の読み・字形・画数・意味

【老獪】ろうかい

ずるい。

字通「老」の項目を見る

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