胡坐をかく(読み)アグラヲカク

デジタル大辞泉 「胡坐をかく」の意味・読み・例文・類語

胡坐あぐらをか・く

あぐらを組んで座る。
のんきにかまえて、何の努力もしないことのたとえ。「名門意識の上に―・く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胡坐をかく」の意味・読み・例文・類語

あぐら【胡坐】 を かく

  1. 足を組んで楽にすわる。あぐらを組む。
    1. [初出の実例]「『心得た』と云て、あくらかひているなり」(出典:虎明本狂言・察化(室町末‐近世初))
  2. その立場状態にあっていい気になっている。ずうずうしくかまえる。
    1. [初出の実例]「実感の上にあぐらをかくのは劣者だ」(出典:新文学創造の主体(1946)〈小田切秀雄〉四)

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