普及版 字通 「胯」の読み・字形・画数・意味
胯
10画
[字訓] また・またがる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は夸(こ)。夸は刳(く)りこんだ形で、跨越の意がある。〔説文〕四下に「股なり」とあり、股を開いて胯越することをいう。
[訓義]
1. また、またぐら。
2. こえる。
3. 跨と通じ、またがる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕胯 人乃毛々(人のもも)〔和名抄〕胯 万太(また)〔立〕胯 マタ・モモ 〔字鏡集〕胯 コシ・マタ・ハラホネ
[語系]
胯・跨khoaと袴khaとは声義が近い。両髀の間を奎(けい)khyueといい、その開張することを胯という。
[熟語]
胯下▶・胯間▶・胯股▶
[下接語]
細胯・帯胯・肘胯
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報