精選版 日本国語大辞典 「胯下」の意味・読み・例文・類語 こ‐か【胯下・跨下】 〘 名詞 〙① 股(また)の下。またぐら。[初出の実例]「『橋の板を以て造る処の大黒は霊験あり』といふは、〈略〉諸人の胯下(コカ)にありても、終に身をたて用を達せんとおもふ心也」(出典:町人嚢(1692)一)[その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕② 橋梁などの下。[初出の実例]「其跨下は高濶として、巨艘出入するに聊差支なし」(出典:万国奇談(1873)〈青木輔清訳〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「胯下」の読み・字形・画数・意味 【胯下】こか またの間。〔史記、淮陰侯伝〕淮陰の中の少年、~之れを衆辱して曰く、(韓)信、能く死せば、我を刺せ。死すること能はずんば、我が胯下より出でよと。是(ここ)に於て信之れを孰し、俛(ふ)して胯下より出でて伏(ほふく)(はらばい)す。一市の人、皆信を笑ひて以て怯(けふ)と爲す。字通「胯」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報