胴元(読み)ドウモト

デジタル大辞泉 「胴元」の意味・読み・例文・類語

どう‐もと【胴元/筒元】

さいころばくちの親。また、ばくちの場所を貸して、寺銭をとる者。胴親
物事のしめくくりをする人。元締め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胴元」の意味・わかりやすい解説

胴元
どうもと

胴親,筒元ともいう。賭博親元。さいころばくちで,さいころの筒を振ることから起った名称。賭博の元締めで,賭場を司り,賭け金出来高の歩合などを取る。

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世界大百科事典(旧版)内の胴元の言及

【胴】より

…胴は食道から直腸までの筒状器官を内蔵している部分の呼称であり,転じて筒状構造(とくにその中心部分)を胴と呼ぶことが多く,弦楽器,航空機,船舶などにも胴がある。賽(さい)を振る筒も胴で,賭博(とばく)の親を〈胴元〉または〈胴親〉という。彫刻でいうトルソは胴とほぼ同義であるが,この語はバッコス(ディオニュソス)の信者たちが用いた杖(つえ)を表すギリシア語テュルソスthyrsosに由来する。…

※「胴元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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