筒元(読み)どうもと

精選版 日本国語大辞典 「筒元」の意味・読み・例文・類語

どう‐もと【筒元・胴元】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さいころばくちの親。ちょぼ一では、賽(さい)を入れる筒(どう)を取り、かけ金の総額から勝者へ配当した残りを収入とする者。丁半では賭場(とば)を開帳して寺銭を取る親分、または貸元。筒親。筒取。
    1. [初出の実例]「刈込君は胴元に飛びついて 金と胴巻を抑へた」(出典:多甚古村(1939)〈井伏鱒二〉新年早早の捕物)
  3. 物事をしめくくりまとめる人。もとじめ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android