胸に鑢を掛く(読み)むねにやすりをかく

精選版 日本国語大辞典 「胸に鑢を掛く」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 に 鑢(やすり)を掛(か)

  1. ひどく苦悩する。心を痛切に悩ませる。
    1. [初出の実例]「在所の親仁姉御にも悲しいことを聞すと思へば、此胸にやすりをかけ肝を猛火で熬(い)る様な」(出典浄瑠璃心中宵庚申(1722)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android