猛火(読み)みょうか

精選版 日本国語大辞典「猛火」の解説

みょう‐か ミャウクヮ【猛火】

〘名〙 (「みょう」は「」の呉音) 激しく燃える。勢いよく燃え上がる。もうか。
※三教指帰(797頃)下「冬則縮頸覆袂、守燧帝之猛火」
※天草本平家(1592)三「ヲリフシ カゼガ ハゲシュウ フイテ miǒqua(ミャウクヮ) テンニ ヤケノボッテ」
[語誌]「運歩色葉」で「ミャウク」「マウク」と傍訓が与えられ、「文明本節用集」に「マウクヮ」、「易林本節用集」に「ミャウクヮ」とあることからすれば、中世において両様の読みが存したらしい。

もう‐か マウクヮ【猛火】

〘名〙 激しく燃える火。勢いよく燃えあがる炎。みょうか。
※陽明文庫本平治(1220頃か)上「所々より火をかけられければ、もうくゎ塵空に満、暴風けぶりをあぐ」 〔書経‐胤征〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「猛火」の解説

みょう‐か〔ミヤウクワ〕【猛火】

激しく燃え上がる火。もうか。
「—はまさしう押しかけたり」〈平家・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

トンガ(国)

太平洋南西部、日付変更線のすぐ西側(南緯約20度・西経約175度)に位置するポリネシア唯一の王国。トンガ海溝に沿って、その西側に南北に連なる諸島をトンガ諸島といい、この諸島をあわせて1970年にトンガ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android