能入寺(読み)のうにゆうじ

日本歴史地名大系 「能入寺」の解説

能入寺
のうにゆうじ

[現在地名]幌泉郡えりも町字本町

本町ほんちよう市街の中央部南寄り、国道三三六号際に位置する。真源山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。当寺は一八五八年(安政五年)本山使僧徳善が箱館浄玄じようげん寺境内に設けた役寺能入坊を、越前国坂井さかい高須たかす(現福井市)清慶せいけい寺住職の次男円重をもって一寺としたことに始まると伝える。明治一一年(一八七八)には藤井儀兵衛・松竹教太郎らの尽力によって開拓使の許可を得て幌泉ほろいずみに移転、本山教用止宿所とし、同一四年三月寺号を公称して能入寺となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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