能書筆を選ばず(読み)のうしょふでをえらばず

精選版 日本国語大辞典 「能書筆を選ばず」の意味・読み・例文・類語

のうしょ【能書】 筆(ふで)を選(えら)ばず

  1. 字を書くことがすぐれている人は、筆の良し悪しは問題にしない。自分が上手にできないのを用具のせいにすることを戒めたことば。弘法(こうぼう)筆を選ばず。〔随筆独寝(1724頃)〕 〔丹鉛総録〕

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ことわざを知る辞典 「能書筆を選ばず」の解説

能書筆を選ばず

書にすぐれている人は、筆のよし悪しは問題にしない。一般に下手な者が用具のせいにするのを戒めたことば。

[類句] 弘法筆を選ばず

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