類句(読み)ルイク

デジタル大辞泉 「類句」の意味・読み・例文・類語

るい‐く【類句】

似かよった語句。また、俳句川柳などで、表現内容の似かよった句。
和歌・俳句の各句、または和歌の上の句あるいは下の句を、いろは順や五十音順に配列したもの。「万葉集類句

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精選版 日本国語大辞典 「類句」の意味・読み・例文・類語

るい‐く【類句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 類似した句。似通った語句。また、類似した俳句、川柳をいう。
    1. [初出の実例]「丈艸申さるるに、類句らしき句聞たるのよし」(出典:許六宛去来書簡‐元祿八年(1695)正月二九日)
  3. 和歌・俳諧の各句、または和歌の下の句を、いろは順または五十音順に配列したもの。「五句類句」「万葉集類句」
    1. [初出の実例]「むろまちとののるゐくの御さうし十五てう」(出典:御湯殿上日記‐文明一三年(1481)九月一六日)

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