能登鯖(読み)のとさば

精選版 日本国語大辞典 「能登鯖」の意味・読み・例文・類語

のと‐さば【能登鯖】

〘名〙 能登国石川県)で水揚げされる鯖。
延喜式(927)三九「能登鯖一百四十二隻」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の能登鯖の言及

【サバ(鯖)】より

…夏季を除けば一般にマサバのほうがゴマサバより美味とされる。【谷内 透】
[食用]
 古くから重要な食品で,《延喜式》によると,能登,周防,讃岐,伊予,土佐の諸国から中男作物として貢納され,能登鯖は天皇の供御ともされた。しかし,《古事談》に〈鰯は良薬たりと雖も公家に供えず,鯖は苟物たりと雖も供御に備う〉という文章があるように,サバを下賤な魚とする観念も古く胚胎していたようである。…

※「能登鯖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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