脛に挙ぐ(読み)ハギニアグ

デジタル大辞泉 「脛に挙ぐ」の意味・読み・例文・類語

はぎ・ぐ

衣の裾を脛の上までまくり上げる。
「心にもあらぬ―・げてみせける」〈土佐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「脛に挙ぐ」の意味・読み・例文・類語

はぎ【脛】 に 挙(あ)

① 衣を脛(はぎ)の上までまくり上げる。
土左(935頃)承平五年一月一三日「ほやのつまのいずし、すしあはびをぞ、こころにもあらぬはぎにあげてみせける」
② 胸のうちをあらわし示すことを、脛をあらわすのにかけていう。
古今(905‐914)雑体・一〇一四「いつしかとまたく心をはぎにあげてあまのかはらをけふやわたらん〈藤原兼輔〉」

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