脱掛け(読み)ヌギカケ

デジタル大辞泉 「脱掛け」の意味・読み・例文・類語

ぬぎ‐かけ【脱(ぎ)掛け】

脱いでいる途中であること。「脱ぎ掛けの服をあわてて着直す」
脱ぎ下げ」に同じ。
着物半分脱いで、肩を出すこと。肩脱ぎ。また、抜き衣紋えもんにすること。
「ゆたかに―して肌帷子紋所に地蔵を付けてゐるこそ」〈浮・一代男・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の脱掛けの言及

【能装束】より

…(7)脱下げ(ぬぎさげ)着流しにした唐織の右袖を脱いで後ろに下げることで,狂女物に多い。脱掛け(ぬぎかけ)ともいう。
[装束の色]
 能装束の色調は役柄によって区別される。…

※「脱掛け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android