最新 地学事典 「脱珪酸作用」の解説
だつけいさんさよう
脱珪酸作用
desilication
(1)岩石中の珪酸塩鉱物の分解,あるいはマグマと周囲の岩石との反応により,岩石あるいはマグマから珪酸が除去される作用。脱珪化作用とも。[沢井 長雄]
(2)化学的風化作用により土壌・岩石から珪酸が失われていく作用。高温多湿な熱帯気候下では,石英を除く珪酸塩鉱物が激しい風化を受け,中性付近のpH条件下で珪酸塩の加水分解が進行,浸透水により可溶性メタ珪酸が溶脱する。同条件下では鉄やアルミニウムは残留,鉄アルミナ富化作用が進行する。
執筆者:加藤 芳朗・永塚 鎮男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

