脾疳(読み)ヒカン

デジタル大辞泉 「脾疳」の意味・読み・例文・類語

ひ‐かん【××疳】

漢方で、小児の慢性胃腸病。からだがやせて腹がふくれてくる。

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精選版 日本国語大辞典 「脾疳」の意味・読み・例文・類語

ひ‐かん【脾疳】

  1. 〘 名詞 〙 身体が痩せ、腹がふくれてくる小児病。〔書言字考節用集(1717)〕 〔医宗金鑑‐幼科心法要訣・疳証問・脾疳〕

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世界大百科事典(旧版)内の脾疳の言及

【病気】より

…また,日本の小児について,疳(かん)というのがある。中国の医書によると,脾疳(ひかん),すなわち慢性の消化器障害や腹部の膨満,そして異常な食欲などを示す状態をいうが,日本の場合,疳の虫といわれるのは,夜泣き,過敏性,ひきつけなど,家庭内の静けさを過度に乱すと感じられる逸脱で,これを異常または病気として,虫封じ,疳押えなど治療の対象とする。 人間は病気になった場合,社会に期待し,また社会から期待される行動をとる。…

※「脾疳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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