腰打(読み)こしうち

精選版 日本国語大辞典 「腰打」の意味・読み・例文・類語

こし‐うち【腰打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腰の疲れや痛みをとるために、たたいたりもんだりすること。
    1. [初出の実例]「高祖の御出の時に美人をこしらへて腰打にまいらせられた時に、御手がかかりたぞ。其が淮南王の母ぞ」(出典:漢書列伝綿景抄(1467頃)張陳王周伝第一〇)
  3. ( 腰をたたいたりもんだりするところから ) 妾(めかけ)
    1. [初出の実例]「五十余にならば、只腰打計りにて定る女あるべからず」(出典:世鏡抄(室町末か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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