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腸呼吸 ちょうこきゅう

大辞林 第三版の解説

ちょうこきゅう【腸呼吸】

ドジョウ・ナマズなどの水生動物が、腸においてガス交換を行うこと。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腸呼吸
ちょうこきゅう

水生動物の呼吸法の一つ。腸の内壁の上皮細胞層を通じて行う、体外から取り込んだ水や空気とのガス交換をいう。脊椎(せきつい)動物の代表的腸呼吸はドジョウでみられる。ドジョウは水表面から空気を飲み込み、腸でガス交換を行い、肛門(こうもん)から気泡を排出する。カメ類では副膀胱(ぼうこう)(または排出腔嚢(はいしゅつこうのう)ともいう)が呼吸作用をもち、腸呼吸の一種と考えられる。無脊椎動物では、ナマコの呼吸樹による呼吸も腸呼吸の一種である。呼吸樹は、その一端が排出腔に連なるが、排出腔のポンプ作用および呼吸樹自体の収縮により海水が出入し、ここで体腔液と海水とのガス交換がなされる。ユムシ類でも、同様に腸内への海水の出入により腸呼吸がなされる。トンボ幼虫の直腸気管えらも腸呼吸の一種である。[高橋純夫]

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