膳余磯(読み)かしわでの あれし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「膳余磯」の解説

膳余磯 かしわでの-あれし

古代伝承上の豪族
磐余市磯池(いわれのいちしのいけ)(奈良県桜井市)で遊宴中の履中(りちゅう)天皇に酒を献じたところ,杯に季節はずれの桜の花びらがはいり,その桜の木を物部長真胆(もののべの-ながまい)がさがしあてた。ふたりは稚桜部(わかさくらべ)の氏(うじ)名をさずかったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android