膳余磯(読み)かしわでの あれし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「膳余磯」の解説

膳余磯 かしわでの-あれし

古代伝承上の豪族
磐余市磯池(いわれのいちしのいけ)(奈良県桜井市)で遊宴中の履中(りちゅう)天皇に酒を献じたところ,杯に季節はずれの桜の花びらがはいり,その桜の木を物部長真胆(もののべの-ながまい)がさがしあてた。ふたりは稚桜部(わかさくらべ)の氏(うじ)名をさずかったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android