臠刀(読み)らんとう

精選版 日本国語大辞典 「臠刀」の意味・読み・例文・類語

らん‐とう‥タウ【臠刀】

  1. 〘 名詞 〙 肉切り包丁のこと。正しくは「れんとう」。
    1. [初出の実例]「俎の上に推ひらめて、臠刀(ランタウ)に鉄(くろがね)の魚箸を取副て」(出典太平記(14C後)二〇)

れん‐とう‥タウ【臠刀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「臠」は肉の切り身の意 ) 肉切り刀。肉を切る包丁。らんとう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android