臨時国語調査会(読み)リンジコクゴチョウサカイ

デジタル大辞泉 「臨時国語調査会」の意味・読み・例文・類語

りんじ‐こくごちょうさかい〔‐コクゴテウサクワイ〕【臨時国語調査会】

国語に関する事項を調査するため、大正10年(1921)設置された機関文部大臣監督に属し、常用漢字表・仮名遣改定案・字体整理案などを発表。昭和9年(1934)国語審議会に改組された。

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精選版 日本国語大辞典 「臨時国語調査会」の意味・読み・例文・類語

りんじ‐こくごちょうさかい‥コクゴテウサクヮイ【臨時国語調査会】

  1. 国語に関する事項を調査するため、文部省内に大正一〇年(一九二一)に設置された機関。昭和九年(一九三四)一二月に国語審議会の設置にあたり廃止

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世界大百科事典(旧版)内の臨時国語調査会の言及

【国語審議会】より

…1934年官制によって設置された日本語改善に関する審議会。国語調査委員会(1902‐13),臨時国語調査会(1921‐34)の後をうけた文部大臣の諮問機関である。その諮問事項は,日本語の統制,漢字の調査,かなづかいの改定,文体の改善などで,1945年以前には〈漢字字体整理案〉〈標準漢字表〉〈新字音仮名遣(かなづかい)表〉を定め,漢語整理,日本語の横書きなどについて審議した。…

【常用漢字】より

…当用漢字表が終戦直後の革新的情勢に対応するのに対して,常用漢字表は戦後30年続いた泰平的ムードに対応する。 実は,〈常用漢字表〉という同じ名称と,ほぼ同じ内容の漢字表は,大正以後,国語審議会またはその前身の臨時国語調査会によって2度にわたって作成されている。第1回は,1923年(大正12)5月に臨時国語調査会が日常使用の漢字1962字とその略字154字を指定し,31年(昭和6)5月には1858字に改定したものであるが,施行されるまでに至らなかった。…

※「臨時国語調査会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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