出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…露光量を決定するために被写体の明るさを電気的に測る方式としてはセレン光電池を用いたものが古く,これをカメラに組み込んだ最初はツァイス・イコン社の二眼レフ,コンタフレックスで,発売は35年である。露光量を自動的に設定できる機構を備えたカメラをEEカメラ(EEはelectric eyeの略),またはAEカメラ(AEはautomatic exposureの略)というが,光電池の出力電流によりメーターの針を振らせ,これを階段状カムでおさえ,カムの行程でレンズの絞り値を自動的に制御する方式(シャッター速度優先式)が自動露出の始まりで,これを採用した最初の市販機は38年発売のスーパーコダック620である。一方,露光計の出力電流により直接シャッター速度を制御する方式(絞り優先式)は,63年発表のポラロイドオートマチック100で初めて実用化された。…
※「自動露出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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