自己組織システム(読み)じこそしきシステム(その他表記)self-organizing system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自己組織システム」の意味・わかりやすい解説

自己組織システム
じこそしきシステム
self-organizing system

システムの振る舞いに特殊な偏奇があるとき,システムがそのような状態選択した,ということができる。このようなシステムの選択を方向づける要素が情報である。システムの選択を方向づける情報自体を,システムが自ら自身の状態を通じて選択することができるように見える場合,そのシステムは自己組織システムであるといわれる。社会システムもまた,自己組織システムの一種であるとみなされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の自己組織システムの言及

【システム】より

… これらの4条件を満たす機構をもつシステムを進化システムという。進化システムは,システムがそれ自身を作り出すことから,分野により,自己創出システム(生物系),スーパーシステム(免疫系),自己組織システム(組織論)などいろいろな呼び名があるが,その本質は進化の機構にある。なお,進化過程を繰り返してシステムが作られるとき,進化の過程で一度作られたものがまた壊されて進化することがある。…

※「自己組織システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む