自我礼賛(読み)じがらいさん(英語表記)Le Culte du moi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自我礼賛」の意味・わかりやすい解説

自我礼賛
じがらいさん
Le Culte du moi

フランスの小説家モーリス・バレス長編小説。『蛮族の目の下で』 Sous l'œil des Barbares (1888) ,『自由の人』 Un homme libre (89) ,『ベレニスの庭』 Le Jardin de Bérénice (91) から成る3部作。その自我至上主義によって,象徴主義もとで窒息状態にあった世紀末フランスの青年たちに大きな影響を与えた。

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