自社船(読み)じしゃせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自社船」の意味・わかりやすい解説

自社船
じしゃせん

会社,個人などが所有する船舶。海運会社,事業会社などが所有しているのが通例である。オペレータとしての海運会社は普通自社船のほかに必要に応じて他社から傭船した船舶を合せて運航すると同時に,自社船を傭船に出す場合もある。事業会社はその運輸部門で一定規模の専用船 (タンカー鉱石石炭・自動車・チップ専用船など) を所有し,その製品や製品原料の輸送コストの低減に努める。なお,素材型の大手製造業では輸送部門を分離独立させて子会社化させている場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android