臭角(読み)シュウカク

デジタル大辞泉 「臭角」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐かく〔シウ‐〕【臭角】

アゲハチョウ科の幼虫頭部にある一対の角のような部位天敵に襲われたときなどにその角が伸び、悪臭を放つ。色は黄、赤などがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の臭角の言及

【アゲハチョウ(揚羽蝶)】より

… 卵,幼虫,さなぎも成虫と同様,きわめて変化に富む。幼虫は頭部の後ろに臭角と呼ばれ,裏返しに飛び出し,酸性液を分泌する囊をもつ。これは天敵の撃退の役割をすると考えられている。…

※「臭角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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