至信(読み)シシン

デジタル大辞泉 「至信」の意味・読み・例文・類語

し‐しん【至信】

[名・形動ナリ]この上もなくまごころがこもっていること。また、そのさま。
「道を三軍の陣に開かしめ給へと―に祈念し」〈太平記・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「至信」の意味・読み・例文・類語

し‐しん【至信】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きわめて誠実であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「尺迦丈六の不思議の力、女人の至信の奇しき表の事を」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
    2. [その他の文献]〔詩経注‐召南・騶虞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android