三軍(読み)サングン

デジタル大辞泉 「三軍」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぐん【三軍】

陸軍海軍空軍総称
古兵法の先陣中堅・後拒、または左翼・中軍・右翼。転じて、全体軍隊全軍
中国代の兵制で、上軍・中軍・下軍それぞれ1万2500人、合計3万7500人の軍隊。転じて、大軍

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精選版 日本国語大辞典 「三軍」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぐん【三軍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さんくん」とも )
  2. 中国、周代の兵制で、諸侯が出した上軍、中軍、下軍それぞれ一万二千五百人、合計三万七千五百人の軍隊の総称。諸侯の軍。転じて大軍をいう。
    1. [初出の実例]「皇輿は忽ちに駕して、山川を凌(しの)き度(わた)り、六師は雷のごとく震ひて、三軍(さんぐん)は雷(いなづま)のごとく逝(ゆ)きき」(出典:古事記(712)序)
    2. [その他の文献]〔周礼疏‐夏官・大司馬〕
  3. 軍勢の先陣・中堅・後拒、または、左翼・中軍・右翼の総称。転じて、軍隊全体をいう。全軍。
    1. [初出の実例]「三軍同謀并力。渡河討賊」(出典:続日本紀‐延暦八年(789)六月甲戌)
  4. 陸軍・海軍・空軍の総称。

三軍の補助注記

「文明本節用集」の「使三軍(サンクン)〔三略〕」の例では「軍」に不濁点を施してある。

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普及版 字通 「三軍」の読み・字形・画数・意味

【三軍】さんぐん

大軍。

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