興福寺金剛力士像

山川 日本史小辞典 改訂新版 「興福寺金剛力士像」の解説

興福寺 金剛力士像
こうふくじこんごうりきしぞう

もと興福寺西金堂の仏像治承兵火で焼けた興福寺の再興期に造立された像で,13世紀初めの作とみられる。やや誇張的ではあるが,力動感あふれる肉体表現や徹底した写実性は,鎌倉彫刻典型ともいえる。寺伝では定慶の作と伝える。高さ阿(あ)形154.0cm,吽(うん)形153.7cm。国宝

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android