舌の根の乾かぬ内(読み)したのねのかわかぬうち

精選版 日本国語大辞典 「舌の根の乾かぬ内」の意味・読み・例文・類語

した【舌】 の 根(ね)の乾(かわ)かぬ内(うち)

ことばが終わるか終わらないうちに。言い終わって間もないうち。多く、前言に反したことをすぐ言ったり、行なったりするさまに用いられる。舌も乾かぬ間。
※歌舞伎・扇音々大岡政談天一坊)(1875)四幕「持つべきものは家来なりとお褒めなされし其(その)舌の乾かぬうちに打って替り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android