舌上(読み)ぜつじょう

精選版 日本国語大辞典 「舌上」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐じょう‥ジャウ【舌上】

  1. 〘 名詞 〙 舌の上。また、くちさき。
    1. [初出の実例]「調伏万巻、括嚢舌上」(出典性霊集‐八(1079)招提寺達文)

した‐うえ‥うへ【舌上】

  1. 〘 名詞 〙 舌の上。転じて、口さき。口上。また、ことば。ことばづかい。
    1. [初出の実例]「ある歌を読みあやまりて、色変じ、声ふるひける由、かの時の記に見えたり。かやうの事、舌上のよき人も、力及ばぬ事なり」(出典:元祿版十訓抄(1252)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android