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性霊集 しょうりょうしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

性霊集
しょうりょうしゅう

空海がおりに触れて作った詩文を,弟子真済 (800~860) が 10巻に編集したもの。正しくは,『遍照発揮性霊集』といい,空海の生涯を研究する場合に重要な資料である。 10巻のうち8,9,10巻が失われたので,仁和寺済暹が空海の遺文をさらに3巻に蒐集して残存の7巻の末尾に付したものが残っている。

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デジタル大辞泉の解説

しょうりょうしゅう〔シヤウリヤウシフ〕【性霊集】

平安初期の漢詩文集。10巻。空海の詩・碑文願文などを弟子の真済(しんぜい)が集成承和2年(835)ごろ成立。のちに末尾3巻が散逸したが、承暦3年(1079)済暹(さいせん)が逸文を集めて「続性霊集補闕鈔」として補集。遍照発揮性霊集。せいれいしゅう。

せいれいしゅう〔セイレイシフ〕【性霊集】

しょうりょうしゅう(性霊集)

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百科事典マイペディアの解説

性霊集【しょうりょうしゅう】

空海の漢詩文集。〈せいれいしゅう〉とも。《遍照発揮(へんじょうほっき)性霊集》の略称。弟子の真済(しんぜい)の編。もと全10巻あったが,終わりの3巻が散逸したために,1079年に弟子の済暹(さいせん)が遺稿を集めて《続性霊集補闕鈔》3巻を補い,再び10巻に復した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうりょうしゅう【性霊集】

〈せいれいしゅう〉ともいい,詳しくは《遍照発揮(へんじようほつき∥へんじようはつき)性霊集》という。空海(弘法大師)の詩文などを集めて10巻としたもの。編者は空海の弟子真済(しんぜい)で,のち8,9,10の3巻が散逸したため,1079年(承暦3)に済暹(さいせん)が補い,《続性霊集補闕鈔》3巻を編集して巻数を旧に復した。時代的には804年(延暦23)から834年(承和1)まで31年間の空海の文集約111首を収めている。

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大辞林 第三版の解説

しょうりょうしゅう【性霊集】

平安初期の漢詩文集。一〇巻。空海作、真済しんぜい編。835年頃成立。詩・碑文・啓・願文など、約一一〇編を収める。のちに巻八・九・一〇が散逸したが、1079年済暹さいせんが逸文を集めて「続性霊集補闕鈔」として編んで補った。せいれいしゅう。遍照発揮へんじようほつき性霊集。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

性霊集
しょうりょうしゅう

平安初期の漢詩文集。正しくは『遍照発揮(へんじょうほっき)性霊集』。10巻。空海作。弟子の真済(しんぜい)が編纂(へんさん)したもので、当初10巻であったが、巻8以下の3巻が散逸し、1079年(承暦3)に済暹(さいせん)が逸文を拾集して『続(ぞく)性霊集補闕鈔(ほけつしょう)』3巻を編み、ふたたび10巻に編纂した。空海の作品として確実なもの108編。詩、碑文、願文、表白などに分類されているが、その華麗豊贍(かれいほうせん)な詩文に作者の卓抜した才能がうかがえる。後世僧侶(そうりょ)たちが詩文の手本にしたが、また当時の漢詩文を知るうえで貴重な資料である。[大曽根章介]
『渡辺照宏・宮坂宥勝校注『日本古典文学大系71 三教指帰・性霊集』(1965・岩波書店)』

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