ぜつ‐ない【舌内】
- 〘 名詞 〙
- ① 古代の日本の韻学で、すべての音を喉・舌・唇の三つの発音部位に分けたその一つ。舌内声。舌内音。
- [初出の実例]「舌内声、野囉攞捨沙薩等六字連成上字舌内涅槃之音」(出典:悉曇蔵(880)五)
- 「五所とは唇舌牙歯喉也。三内とは喉内、舌内(セツナイ)、唇内也」(出典:韻鏡問答鈔(1687))
- ② 舌のまわり方。発音のしかた。
- [初出の実例]「国々舌内によって音がかわるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 