船方村(読み)ふなかたむら

日本歴史地名大系 「船方村」の解説

船方村
ふなかたむら

[現在地名]北区堀船ほりふね四丁目、荒川西尾久にしおぐ六丁目・同八丁目

梶原堀之内かじわらほりのうち村の東にあり、北側を荒川が東流する。南東上尾久村(現荒川区)。北条氏所領役帳には江戸衆太田康資(新六郎)知行地として「尾久ニ伏舟方」八貫文がみえる。これにより当地は尾久郷(小具郷)に含まれるものであったことが知られる。しかし同帳で尾久郷の大部分は江戸衆島津孫四郎の所領となっていることから、戦国期には同郷から独立しつつあったことがうかがえる。田園簿に舟方村とあり、田二六石余・畑二六石余、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android