船殻(読み)せんこく

百科事典マイペディア 「船殻」の意味・わかりやすい解説

船殻【せんこく】

艤装(ぎそう),機関などを除いた,船の骨格外郭を形成する構造主体。工場で作ったブロック船台上あるいはドックで組み立てる。
→関連項目艤装進水水密区画造船

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の船殻の言及

【艤装】より

…これらを装備するための工事(艤装工事)を指すこともある。ただし,水上に浮かびかつ貨物などの容器としての機能をもつ船体の外殻は船殻と呼び,艤装とは区別するのがふつうである。船の建造工事は船殻を造るための船殻工事と艤装のための艤装工事に分けられる。…

【商船】より

…船は木や皮などから鉄船の時代を経て鋼船になったが,現代の船に使われている鋼材は強度や溶接性などの要求を満たす非常に高級なものである。船体はこのような鋼材を用いた外殻(船殻(せんこく)という)から構成されるが,これは積荷を多く積めるようにスペースをなるべく大きくすることと,構造物として波浪などの外力に対して十分安全であることの両方の条件を満たす必要がある。また同時に建造しやすいことや,就航後の保守に便利なものでなければならない。…

※「船殻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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