外郭(読み)ガイカク

デジタル大辞泉 「外郭」の意味・読み・例文・類語

がい‐かく〔グワイクワク〕【外郭/外×廓】

城や建物周囲にめぐらす囲い。そとがこい。そとぐるわ。転じて一般に、そとまわり、外側のもの。⇔内郭
[類語]垣根フェンス生け垣築地忍び返しまがき囲い牆壁しょうへき

そと‐ぐるわ【外郭】

城の外周に巡らしたくるわ。がいかく。とぐるわ。→内郭うちぐるわ
外側の囲い。また、外まわりの区画。がいかく。
最後の球を打つ為に、―の線の一角に立った」〈藤村破戒

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精選版 日本国語大辞典 「外郭」の意味・読み・例文・類語

そと‐ぐるわ【外郭・外曲輪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 城の最外部に築きめぐらした石または土のかこい。そとわ。⇔内郭(うちぐるわ)
    1. [初出の実例]「至只今無手透取結、外廻輪悉被破却、落居不有程之由、重候」(出典上杉家文書‐(永祿一二年)(1569)二月二七日・三木良頼書状)
  3. 外側のかこい。また、外まわりの区画。がいかく。
    1. [初出の実例]「丑松は撃手(サアブ)、最後の球を打つ為に、外廓(ソトグルワ)の線の一角に立った」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉五)

がい‐かくグヮイクヮク【外郭・外廓】

  1. 〘 名詞 〙 外側のかこい。そとぐるわ。外がこい。転じて、一般に外まわりの区画。⇔内郭
    1. [初出の実例]「外重畳たる大極殿豊楽院・諸司八省・大学寮朝所にいたるまで」(出典:平治物語(1220頃か)上)

と‐ぐるわ【外郭】

  1. 〘 名詞 〙 城の最も外にめぐらした囲い。そとぐるわ。
    1. [初出の実例]「南京城のとくるはの大木戸たたいて」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)五)

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普及版 字通 「外郭」の読み・字形・画数・意味

【外郭】がいかく

外ぐるわ。

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