精選版 日本国語大辞典 「色を取る」の意味・読み・例文・類語
いろ【色】 を 取(と)る
- ① いろどる。彩色する。
- [初出の実例]「もしほくさかきあつめたる絵島には花咲春ぞ色は取ける〈藤原定頼〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)四)
- ② 色を失わせる。顔色を青ざめさせる。
- [初出の実例]「にっことゑしゃくしいひければさすがなまめくかんだちめ、色をとられてたうわなく」(出典:浄瑠璃・つれづれ草(1681)一)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...