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絵島 エジマ

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デジタル大辞泉の解説

え‐じま〔ヱ‐〕【絵島】

兵庫県淡路島、岩屋港の南東にある岩。月の名所。[歌枕]
「さよ千鳥ふけひの浦に音づれて―がいそに月傾ぶきぬ」〈千載・雑上〉

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

絵島 えじま

1681-1741 江戸時代中期の大奥女中。
天和(てんな)元年生まれ。7代将軍徳川家継の生母月光院につかえ,年寄として大奥に権勢をふるう。正徳(しょうとく)4年山村座の役者生島新五郎との密通の罪で,信濃(しなの)(長野県)高遠に流刑。同地で27年間すごし,寛保(かんぽう)元年4月10日61歳で没した。生島は三宅島に遠島,山村座は断絶となった。江島ともかく。

絵島 えしま

1809-1887 幕末-明治時代,和宮(かずのみや)の乳母(めのと)。
文化6年4月生まれ。弘化(こうか)4年からつかえる。和宮降嫁では島田左近ら賛成派にくみし,反対派の橋本実麗(さねあきら)にはたらきかけた。文久元年宮とともに江戸にいき近侍した。明治20年2月22日死去。79歳。京都出身。通称は藤御乳。

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朝日日本歴史人物事典の解説

絵島

没年:寛保1(1741)
生年:天和1(1681)
江戸中期,7代将軍徳川家継の生母月光院付の御年寄。江島とも。正徳4(1714)年1月増上寺代参の帰途,寛永寺代参の同役宮路と共に,女中衆をひきつれて木挽町山村座で遊興,帰城に遅れた。このため,日頃の行い正しからず死罪に処すべきところ遠島,との判決を受け,高遠藩(長野県)内藤家預けとなり,高遠の囲屋敷で27年間の幽閉生活を送り,没した。女中衆9名罷免,その召仕68名追放,座元の山村長太夫,役者生島新五郎の芝居関係者をはじめ奥医師,呉服商ら遠島10名,死罪2名などを出し,山村座は断絶。いわゆる絵島生島事件である。前将軍綱吉在位4年,当代わずかに6歳,大奥の強力な後ろだてはなく,元禄の世に育った絵島の闊達であったといわれる性格が,風俗匡正の好機を招いたといえる。背景には,綱吉時代の政治刷新をはかった「正徳の治」を継承しようとする月光院や間部詮房らと,門閥譜代層との対立があった。

(片倉比佐子)

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江戸・東京人物辞典の解説

絵島

1681〜1741(天和元年〜寛保元年)【大奥女中】権力争いが生んだ、大奥最大のスキャンダル「絵島・生島事件」大奥女中。 七代将軍家継の生母月光院に仕えた大年寄(奥女中の取締役)。江戸山村座の役者生島新五郎との密会が、大奥の門限に遅れたことから発覚。一度は死罪を言い渡されるが、減刑され信州高遠に流刑となった。大奥の退廃や月光院と前将軍正妻の天英院との大奥をめぐる権力争いが絡み合ったこの事件は、明治以後、歌舞伎や小説などに脚色された。

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監修:江戸東京博物館 都市歴史研究室長 北原 進
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大辞林 第三版の解説

えじま【絵島】

淡路島の淡路町岩屋港南東の岩。海食を受けて奇観を呈する。⦅歌枕⦆ 「千鳥なく-の浦に澄む月を浪にうつして見る今宵かな/山家

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

絵島
えじま

兵庫県南部、明石(あかし)海峡にある陸繋島(りくけいとう)。淡路(あわじ)市に属す。周囲約400メートル。朱色から褐色までの縞(しま)模様の堆積(たいせき)岩で、絵のように美しいところからこの名がある。また、歌枕(うたまくら)として知られ、『千載集(せんざいしゅう)』『続古今集(しょくこきんしゅう)』などに歌われ、国生みのオノコロ島伝説もある。[吉田茂樹]

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世界大百科事典内の絵島の言及

【江島生島物】より

…新舞踊の代表作として今日も流行している。また,舟橋聖一が自作の小説をみずから脚色した《絵島生島》があり,1954年3月から3回にわたり,いずれも東京歌舞伎座で尾上菊五郎劇団によって上演された。【松井 俊諭】。…

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