色温度計(読み)いろおんどけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「色温度計」の意味・わかりやすい解説

色温度計
いろおんどけい

光源色温度を測定する計器。青、赤の二つ、または青、緑、赤の三つの色光の強さの比から光源の色温度を近似的に算出するもので、主としてカラー写真撮影用として使用されている。

 カラーフィルムには太陽光用、タングステン光用などがあり、光源の色温度をそれぞれ5500ケルビン、3100ケルビンなどと指定しているので、光源の色温度を指定の色温度にあわせて撮影するため、通常二色式の色温度計が用いられる。また通常の蛍光灯で撮影すると緑色っぽい写真となる。これは蛍光灯が緑色の輝線をもっているためなので、緑色光の強さを計り、それを補正するフィルターを決定するために三色式が用いられる。

[伊藤詩唱]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む