芥川作曲賞(読み)あくたがわさっきょくしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芥川作曲賞」の意味・わかりやすい解説

芥川作曲賞
あくたがわさっきょくしょう

サントリー音楽財団により 1991年に創設された作曲賞。作曲家の芥川也寸志を記念してつくられた。新鋭の作曲家が日本初演した管弦楽曲のうち,年間1作が選ばれる。同様の賞に尾高賞があるが,これは日本で初演された管弦楽作品の最優秀作品に贈られるのに対し,芥川作曲賞はいわば新人賞ともいえるものになっている。高橋裕,山田泉,猿谷紀郎らが受賞している。

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知恵蔵mini 「芥川作曲賞」の解説

芥川作曲賞

作曲家の芥川也寸志を記念し、サントリー音楽財団が1990年に創設した賞。日本の新進作曲家のオーケストラ作品が対象。毎年8月下旬にサントリーホールで行われる演奏会形式の公開選考(最終選考)で受賞者が決定される。受賞者には賞状と賞金50万円が授与されるほか、オーケストラ作品の新作制作が委嘱され、2年後にその初演が行われる。

(2013-9-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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