スペースシャトル飛行記録(読み)すぺーしゃとるひこうきろく

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

スペースシャトル飛行記録
すぺーしゃとるひこうきろく

【1981年】(2回)
1.コロンビア 発着:1981年4月12日~4月14日
搭乗員:2名
備考:初飛行(軌道試験フライト)
2.コロンビア 発着:1981年11月12日~11月14日
搭乗員:2名
備考:軌道試験フライト。大気や海洋の汚染調査
【1982年】(3回)
3.コロンビア 発着:1982年3月22日~3月30日
搭乗員:2名
備考:軌道試験フライト。ロボットアームの操作性テスト
4.コロンビア 発着:1982年6月27日~7月4日
搭乗員:2名
備考:最後の軌道試験フライト。スペースシャトルの輸送システムや耐久性の調査、科学実験
5.コロンビア 発着:1982年11月11日~11月16日
搭乗員:4名
備考:初実用飛行。2個の衛星を軌道放出
【1983年】(4回)
6.チャレンジャー 発着:1983年4月4日~4月9日
搭乗員:4名
備考:チャレンジャー初飛行
7.チャレンジャー 発着:1983年6月18日~6月24日
搭乗員:5名
備考:アメリカ初の女性宇宙飛行士(サリー・ライド)搭乗
8.チャレンジャー 発着:1983年8月30日~9月5日
搭乗員:5名
備考:インシュリン分離、人工雪実験。初の夜間発着
9.コロンビア 発着:1983年11月28日~12月8日
搭乗員:6名
備考:初の有人宇宙実験室「スペースラブ1号」を輸送し、初実験
【1984年】(5回)
10.チャレンジャー 発着:1984年2月3日~2月11日
搭乗員:5名
備考:初の命綱なし宇宙遊泳。ケネディ宇宙センター初着陸
11.チャレンジャー 発着:1984年4月6日~4月13日
搭乗員:5名
備考:初の軌道上衛星修理
12.ディスカバリー 発着:1984年8月30日~9月5日
搭乗員:6名
備考:ディスカバリー初飛行。アメリカ民間人がPSとして初搭乗
13.チャレンジャー 発着:1984年10月5日~10月13日
搭乗員:7名
備考:カナダ人初宇宙飛行士。アメリカ人女性初宇宙遊泳
14.ディスカバリー 発着:1984年11月8日~11月16日
搭乗員:5名
備考:衛星2個放出後、初めて軌道上の別の衛星2個を回収し地球へ持ち帰る
【1985年】(9回)
15.ディスカバリー 発着:1985年1月24日~1月27日
搭乗員:5名
備考:国防ミッション。衛星は慣性上段ロケット(IUS)で軌道投入
16.ディスカバリー 発着:1985年4月12日~4月19日
搭乗員:7名
備考:アメリカ上院議員J・ガーン搭乗
17.チャレンジャー 発着:1985年4月29日~5月6日
搭乗員:7名
備考:宇宙実験室「スペースラブ3号」を輸送し、科学実験
18.ディスカバリー 発着:1985年6月17日~6月24日
搭乗員:7名
備考:衛星3個放出。サウジアラビアのサルタン王子がPSとして搭乗
19.チャレンジャー 発着:1985年7月29日~8月6日
搭乗員:7名
備考:宇宙実験室「スペースラブ2号」を輸送し、微小重力を利用したさまざまな科学実験
20.ディスカバリー 発着:1985年8月27日~9月3日
搭乗員:5名
備考:3個の通信衛星静止軌道に乗せ、故障していた通信衛星リーサット3号を修理
21.アトランティス 発着:1985年10月3日~10月7日
搭乗員:5名
備考:アトランティス初飛行。初の軍事ミッションで、2個の通信衛星を軌道に乗せたとされる
22.チャレンジャー 発着:1985年10月30日~11月6日
搭乗員:8名
備考:旧西ドイツ専用スペースラブ(D1)を運び、実験を行う。西ドイツ人2名とオランダ人1名のPS搭乗
23.アトランティス 発着:1985年11月26日~12月3日
搭乗員:7名
備考:衛星3個放出。メキシコ人PS1名搭乗、船外活動(EVA)
【1986年】(2回)
24.コロンビア 発着:1986年1月12日~1月18日
搭乗員:7名
備考:衛星1個放出。アメリカ上院議員ネルソンがPSとして搭乗
25.チャレンジャー 発:1986年1月28日
搭乗員:7名
備考:リフトオフ(離陸)後73秒で爆発、搭乗員7名死亡。チャレンジャー10回目の飛行
【1987年】(打上げなし)
【1988年】(2回)
26.ディスカバリー 発着:1988年9月29日~10月3日
搭乗員:5名
備考:2年8か月ぶりの飛行再開。衛星1個放出
27.アトランティス 発着:1988年12月2日~12月6日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。詳細は不明
【1989年】(5回)
28.ディスカバリー 発着:1989年3月13日~3月18日
搭乗員:5名
備考:衛星1個放出
29.アトランティス 発着:1989年5月4日~5月8日
搭乗員:5名
備考:金星探査機マゼラン」放出
30.コロンビア 発着:1989年8月8日~8月13日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。詳細は不明
31.アトランティス 発着:1989年10月18日~10月23日
搭乗員:5名
備考:木星探査機「ガリレオ」放出
32.ディスカバリー 発着:1989年11月22日~11月27日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。詳細は不明
【1990年】(6回)
33.コロンビア 発着:1990年1月9日~1月20日
搭乗員:5名
備考:長期曝露実験装置(LDEF)の回収(1984年4月放出分)
34.アトランティス 発着:1990年2月28日~3月4日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。詳細は不明
35.ディスカバリー 発着:1990年4月24日~4月29日
搭乗員:5名
備考:重量11トンのハッブル宇宙望遠鏡(HST)放出
36.ディスカバリー 発着:1990年10月6日~10月10日
搭乗員:5名
備考:太陽極軌道探査機「ユリシーズ」放出
37.アトランティス 発着:1990年11月15日~11月20日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。詳細は不明
38.コロンビア 発着:1990年12月2日~12月10日
搭乗員:7名
備考:紫外線天体観測とX線天体観測
【1991年】(6回)
39.アトランティス 発着:1991年4月5日~4月11日
搭乗員:5名
備考:宇宙ステーション準備を船外活動(EVA)で実施
40.ディスカバリー 発着:1991年4月28日~5月6日
搭乗員:7名
備考:軍事ミッション。機密扱いではない空軍のプログラムに関するものを搭載し、テストを実施
41.コロンビア 発着:1991年6月5日~6月14日
搭乗員:7名
備考:SLS-1スペースラブを搭載。宇宙での医学実験を動物も使用して実施
42.アトランティス 発着:1991年8月2日~8月11日
搭乗員:5名
備考:データ中継衛星TDRS-E放出
43.ディスカバリー 発着:1991年9月12日~9月18日
搭乗員:5名
備考:高層大気研究衛星UARS放出
44.アトランティス 発着:1991年11月24日~12月1日
搭乗員:6名
備考:軍事ミッション(DSP衛星放出)。7回目の夜間打上げ
【1992年】(8回)
45.ディスカバリー 発着:1992年1月22日~1月30日
搭乗員:7名
備考:IML-1スペースラブを搭載。微小重力を利用した実験を実施
46.アトランティス 発着:1992年3月24日~4月2日
搭乗員:7名
備考:実験室ATLAS-1を搭載。地球の大気、太陽の放射線やプラズマなどについての観測と研究
47.エンデバー 発着:1992年5月7日~5月16日
搭乗員:7名
備考:エンデバー初飛行。宇宙ステーション建設の技術試験用船外活動実施。インテルサット6(F-3)衛星を回収、修理、再放出
48.コロンビア 発着:1992年6月25日~7月9日
搭乗員:7名
備考:アメリカ微小重力実験室USML-1を搭載。宇宙の微小重力を利用した科学実験や、宇宙飛行士の医学的実験など
49.アトランティス 発着:1992年7月31日~8月8日
搭乗員:7名
備考:テザー衛星展開に失敗し回収。ヨーロッパ回収型無人フリーフライヤ「EURECA」放出
50.エンデバー 発着:1992年9月12日~9月20日
搭乗員:7名
備考:日本の第一次材料実験室(FMPT、ふわっと'92)。初のアメリカ人夫妻、日本人として毛利衛初搭乗。43テーマの実験を実施
51.コロンビア 発着:1992年10月22日~11月1日
搭乗員:6名
備考:レーザー地球科学衛星LAGEOS-2を軌道上に放出。アメリカ微小重力実験USMP-1を実施
52.ディスカバリー 発着:1992年12月2日~12月9日
搭乗員:5名
備考:軍事ミッション。機密扱いではない2つの搭載物を運搬。9つのミッドデッキで実験
【1993年】(7回)
53.エンデバー 発着:1993年1月13日~1月19日
搭乗員:5名
備考:追跡データ中継衛星TDRS-Fの放出。船外活動(EVA)。X線計測などの実験
54.ディスカバリー 発着:1993年4月8日~4月17日
搭乗員:5名
備考:宇宙実験室ATLAS-2で地球大気圏についての研究。観測衛星アストロノミー-201放出。アマチュア無線でロシアの宇宙船「ミール」と交信。動物を使用して科学実験
55.コロンビア 発着:1993年4月26日~5月6日
搭乗員:7名
備考:ドイツ専用スペースラブ(D2)で88テーマの実験(ドイツ人PS2名搭乗)
56.エンデバー 発着:1993年6月21日~7月1日
搭乗員:6名
備考:初のスペースハブ(商業用宇宙実験室)を搭載し、科学実験を実施。ヨーロッパ宇宙実験プラットフォーム「EURECA」を回収
57.ディスカバリー 発着:1993年9月12日~9月22日
搭乗員:5名
備考:通信技術衛星「ACTS」の放出。紫外線望遠鏡で星間ガス雲の観測
58.コロンビア 発着:1993年10月18日~11月1日
搭乗員:7名
備考:宇宙の無重力環境が人体にもたらす影響について、動物や乗組員で医学的な研究
59.エンデバー 発着:1993年12月2日~12月13日
搭乗員:7名
備考:ハッブル宇宙望遠鏡を修理。今飛行で、最多のEVA5回を実施
【1994年】(7回)
60.ディスカバリー 発着:1994年2月3日~2月11日
搭乗員:6名
備考:航跡保護設備(WSF)を運び、宇宙の真空を利用した実験。宇宙実験室スペースラブでも科学実験実施
61.コロンビア 発着:1994年3月4日~3月18日
搭乗員:5名
備考:微小重力を利用した農学、薬学、生物工学などの実験。地球のオゾン層の観察
62.エンデバー 発着:1994年4月9日~4月20日
搭乗員:6名
備考:スペース・レーダー実験室(SRL)を使用して地球環境調査
63.コロンビア 発着:1994年7月8日~7月23日
搭乗員:7名
備考:第二次国際微小重力実験室(IML-2)で科学実験。日本人女性初の宇宙飛行士、向井千秋が搭乗
64.ディスカバリー 発着:1994年9月9日~9月20日
搭乗員:6名
備考:観測衛星スパルタン-201の放出と回収、太陽風の観測など科学実験
65.エンデバー 発着:1994年9月30日~10月11日
搭乗員:6名
備考:スペース・レーダー実験室(SRL)を使用して地球表面を観測
66.アトランティス 発着:1994年11月3日~11月14日
搭乗員:6名
備考:第三次大気応用科学実験室ATLAS-3を輸送。大気観測用低温赤外線分光器・望遠鏡などによる地球観測でオゾン層破壊の状況を調査
【1995年】(7回)
67.ディスカバリー 発着:1995年2月3日~2月11日
搭乗員:6名
備考:初の女性パイロットE・コリンズがディスカバリーを操縦。ロシアの宇宙船「ミール」とランデブー。商業用宇宙実験室スペースハブ-3を搭載し、科学実験
68.エンデバー 発着:1995年3月2日~3月18日
搭乗員:7名
備考:アストロ-2ミッションとよばれる紫外線による天体観測
69.アトランティス 発着:1995年6月27日~7月7日
搭乗員:7名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」との初のドッキング
70.ディスカバリー 発着:1995年7月13日~7月22日
搭乗員:5名
備考:データ追跡中継衛星TDRS-Gを軌道上に放出
71.エンデバー 発着:1995年9月7日~9月18日
搭乗員:5名
備考:太陽コロナ観測衛星スパルタンの放出と回収。ISS建設に必要な技術テスト。宇宙服の機能テストのための船外活動
72.コロンビア 発着:1995年10月20日~11月5日
搭乗員:7名
備考:アメリカ微小重力実験室USML-2のスペースラブを搭載。地球の科学者などと交信しながら実験
73.アトランティス 発着:1995年11月12日~11月20日
搭乗員:5名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と2度目のドッキング
【1996年】(7回)
74.エンデバー 発着:1996年1月11日~1月20日
搭乗員:6名
備考:日本の宇宙実験フライヤ(SFU)を日本人初のミッションスペシャリスト(MS)として若田光一が回収
75.コロンビア 発着:1996年2月22日~3月9日
搭乗員:7名
備考:イタリアのテザー科学衛星TSS-1Rにより地球の電離層を調査
76.アトランティス 発着:1996年3月22日~3月31日
搭乗員:6名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と3度目のドッキング。船外活動(EVA)
77.エンデバー 発着:1996年5月19日~5月29日
搭乗員:6名
備考:商業目的の科学実験。人工衛星スパルタン-207を拡張アンテナの性能テストのため放出し、回収
78.コロンビア 発着:1996年6月20日~7月7日
搭乗員:7名
備考:生命・微小重力科学スペースラブ(LMS)を輸送。宇宙の微小重力が人体におよぼす影響についての医学的研究や、微小重力を利用して合金を作る実験
79.アトランティス 発着:1996年9月16日~9月26日
搭乗員:6名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と4度目のドッキングをして宇宙での共同作業。アメリカ人S・ルーシッドは女性の宇宙滞在最長記録(188日間)
80.コロンビア 発着:1996年11月19日~12月7日
搭乗員:5名
備考:ドイツとの共同ミッション。ドイツの天体観測衛星ORFEUS-SPAS Ⅱを放出、回収。紫外線観測、星間物質の研究のための計測など
【1997年】(8回)
81.アトランティス 発着:1997年1月12日~1月22日
搭乗員:6名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と5度目のドッキングをして宇宙での共同作業。ミールへの補給物資の輸送とミールから地球へ持ち帰る荷物のアトランティスへの移動
82.ディスカバリー 発着:1997年2月11日~2月21日
搭乗員:7名
備考:1990年4月24日に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡の性能向上のための修理成功
83.コロンビア 発着:1997年4月4日~4月8日
搭乗員:7名
備考:燃料電池3個の中の1個が故障のため実験不能となり、16日間の飛行予定を断念して約4日間で帰還。第一次微小重力科学実験室(MSL-1)は一部実験
84.アトランティス 発着:1997年5月15日~5月24日
搭乗員:7名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と6度目のドッキングをして宇宙での共同作業。ミールへの補給物資の輸送とミールから地球へ持ち帰る荷物のアトランティスへの移動
85.コロンビア 発着:1997年7月1日~7月17日
搭乗員:7名
備考:83回のミッション(STS-83)やり直しのための再飛行。微小重力実験室(MSL)での科学実験
86.ディスカバリー 発着:1997年8月7日~8月19日
搭乗員:6名
備考:観測衛星CRISTA-SPASの放出と回収。ISSの日本実験モジュールに取り付け予定のロボットアームのテスト
87.アトランティス 発着:1997年9月25日~10月6日
搭乗員:7名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と7度目のドッキングをして宇宙での共同作業
88.コロンビア 発着:1997年11月19日~12月5日
搭乗員:6名
備考:ISS建設のための各種テスト。土井隆雄MSが日本人で初めて船外活動(EVA)
【1998年】(5回)
89.エンデバー 発着:1998年1月22日~1月31日
搭乗員:7名
備考:ロシアの宇宙船「ミール」と8度目のドッキングをして宇宙での共同作業
90.コロンビア 発着:1998年4月17日~5月3日
搭乗員:7名
備考:日本を含む9か国の研究チームや企業などによる共同事業として、宇宙実験室スペースラブで、宇宙の微小重力が生物の神経組織におよぼす影響について調べるための実験
91.ディスカバリー 発着:1998年6月2日~6月12日
搭乗員:6名
備考:打ち上げ時、以前の外部タンクと同サイズでありながら強度が増した超軽量外部タンクを使用。ロシアの宇宙船「ミール」と9度目となる最後のドッキング
92.ディスカバリー 発着:1998年10月29日~11月7日
搭乗員:7名
備考:向井千秋が2度目の搭乗。77歳のジョン・グレンが36年ぶりで2度目の宇宙飛行(史上最高齢)。宇宙の微小重力を利用した科学実験と、太陽コロナ観察衛星スパルタンの放出
93.エンデバー 発着:1998年12月4日~12月15日
搭乗員:6名
備考:初のISS建設作業。FGB(基本機能モジュール)と、軌道船がドッキングしたり宇宙飛行士がISSに出入りしたりするためのノード1を接続
【1999年】(3回)
94.ディスカバリー 発着:1999年5月27日~6月6日
搭乗員:7名
備考:世界中の教育の場で軌道について学ぶために使用される人工衛星「スターシャイン」放出。建設中のISSに物資補給
95.コロンビア 発着:1999年7月23日~7月27日
搭乗員:5名
備考:科学実験用設備「Chandra/IUS-27」を運び、「宇宙にいるときの筋肉組織の減少」「微弱電力の技術システム」などの実験
96.ディスカバリー 発着:1999年12月19日~12月27日
搭乗員:7名
備考:ハッブル宇宙望遠鏡の部品交換
【2000年】(5回)
97.エンデバー 発着:2000年2月11日~2月22日
搭乗員:6名
備考:立体地図作成のための地表観測。子供のための宇宙授業「アースカム」実施。毛利衛MSとして2回目の搭乗
98.アトランティス 発着:2000年5月19日~5月29日
搭乗員:7名
備考:ISSの補修作業
99.アトランティス 発着:2000年9月8日~9月20日
搭乗員:7名
備考:ISSへの物資補給。船外活動で電気供給、データ通信のための配線
100.ディスカバリー 発着:2000年10月11日~10月24日
搭乗員:7名
備考:ISSへの部品取り付け、物資補給。若田光一MS2回目のシャトル飛行
101.エンデバー 発着:2000年11月30日~12月11日
搭乗員:5名
備考:ISSに太陽電池パドルの取り付け
【2001年】(6回)
102.アトランティス 発着:2001年2月7日~2月20日
搭乗員:5名
備考:ISSの最初の実験棟「デスティニー」の取付け
103.ディスカバリー 発着:2001年3月8日~3月21日
搭乗員:7名
備考:ISSと多目的補給モジュール「レオナルド」を結合。滞在クルーの交替
104.エンデバー 発着:2001年4月19日~5月1日
搭乗員:7名
備考:「デスティニー」へロボットアームとUHFアンテナの取り付けなど
105.アトランティス 発着:2001年7月12日~7月24日
搭乗員:5名
備考:ISSにエアロック、高圧ガスタンクが取り付けられ、ISSからの船外活動(EVA)が可能になる
106.ディスカバリー 発着:2001年8月10日~8月22日
搭乗員:7名
備考:ISS滞在クルーの交替。実験ラックの増設など
107.エンデバー 発着:2001年12月5日~12月17日
搭乗員:7名
備考:ISS滞在クルーの交替。実験装置の交換
【2002年】(5回)
108.コロンビア 発着:2002年3月1日~3月12日
搭乗員:7名
備考:ハッブル宇宙望遠鏡修理。コロンビア改修後初飛行
109.アトランティス 発着:2002年4月8日~4月19日
搭乗員:7名
備考:SO(エスゼロ)トラス(ISSの骨組み)を「デスティニー」に取り付け
110.エンデバー 発着:2002年6月5日~6月19日
搭乗員:7名
備考:ISS滞在クルーの交替。ロボットアームをISSの組立て、保守作業で移動可能とするための設置の取り付け
111.アトランティス 発着:2002年10月7日~18日
搭乗員:6名
備考:SOトラスの右舷側にS1トラス取り付け。3回のEVA
112.エンデバー 発着:2002年11月23日~12月7日
搭乗員:7名
備考:ISS滞在クルーの交替。S1トラスの反対側にP1トラス取り付け
【2003年】(1回)
113.コロンビア 発:2003年1月16日
搭乗員:7名
備考:イスラエル人初のPSイラン・ラモーン搭乗。帰還中の2月1日軌道からの再突入時にOVが空中分解、搭乗員7名死亡。コロンビア28回目の飛行
【2004年】(打上げなし)
【2005年】
114.ディスカバリー 発着:2005年7月26日~8月9日
搭乗員:7名
備考:2年半ぶりの飛行再開。ISSへの物資補給、部品交換。EVAによる機体損傷点検・修理など。野口聡一MS初飛行
【2006年】(3回)
115.ディスカバリー 発着:2006年7月4日~17日
搭乗員:6名(打上げ時のみ搭乗のISS長期滞在クルー1名を加えると7名)
備考:コロンビア号事故後に導入された安全措置と修復技術の試験。ISSへの物資補給
116.アトランティス 発着:2006年9月9日~21日
搭乗員:6名
備考:本格的なISS組立てミッション再開
117.ディスカバリー 発着:2006年12月9日~22日
搭乗員:7名
備考:ISS長期滞在クルーの交替。4回のEVA。宇宙実験用小型衛星3組放出
【2007年】(3回)
118.アトランティス 発着:2007年6月8日~22日
搭乗員:7名
備考:ISS長期滞在クルーの交替。ISS組立て、アトランティスの修理作業
119.エンデバー 発着:2007年8月8日~21日
搭乗員:7名
備考:元教師のMSバーバラ・モーガン、ISSより地上へ向け授業を行う。スペースシャトル帰還時の航法用GPS初装着
120.ディスカバリー 発着:2007年10月23日~11月7日
搭乗員:7名
備考:打上げ予定の実験棟(「コロンバス」「きぼう」)をISSへ取り付ける準備作業
【2008年】(4回)
121.アトランティス 発着:2008年2月7日~2月20日
搭乗員:7名
備考:ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の実験棟「コロンバス」を運び、ISSに取り付け、起動。3回のEVA。長期滞在クルーの交替
122.エンデバー 発着:2008年3月11日~3月26日
搭乗員:7名
備考:5回のEVA。ISSに「きぼう」の船内保管室とカナダの特殊目的ロボットアーム「デクスター」を取り付け。長期滞在クルーの交替
123.ディスカバリー 発着:2008年5月31日~6月14日
搭乗員:7名
備考:3回のEVA。「きぼう」の船内実験室とロボットアームを取り付け、船内保管室を正式に設置し本格的実験運用のための基盤を整備。長期滞在クルーの交替
124.エンデバー 発着:2008年11月14日~11月30日
搭乗員:7名
備考:4回のEVA。太陽電池パドルの修復。「レオナルド」で輸送した水再生システムなどの機材をISSに整備
【2009年】(5回)
125.ディスカバリー 発着:2009年3月15日~3月28日
搭乗員:7名
備考:ISSの最後のトラスを輸送・設置し、収納されていた太陽電池パドルがすべて展開。第18次長期滞在クルーとして若田光一が加入
126.アトランティス 発着:2009年5月12日~5月25日
搭乗員:7名
備考:ハッブル宇宙望遠鏡を修理する最後のミッション。修理に加え、新しい高角カメラと宇宙起源を調べるスペクトログラフを取り付け
127.エンデバー 発着:2009年7月15日~7月31日
搭乗員:7名
備考:「きぼう」の船外実験プラットフォームと船外パレットを輸送・取り付け。18次~20次長期滞在クルーとして滞在していた若田光一が帰還
128.ディスカバリー 発着:2009年8月28日~9月11日
搭乗員:7名
備考:ISSが6名体制になるために必要なクルーの個室、運動器具、空気浄化システムなどの設備や実験ラック、補給物資を輸送・設置
129.アトランティス 発着:2009年11月16日~11月27日
搭乗員:6名(復路のみ搭乗したISS帰還クルーを加えると7名)
備考:ISSの船外用交換機器や予備品などを輸送。スペースシャトルでの最後のISS長期滞在クルーの帰還
【2010年】(3回)
130.エンデバー 発着:2010年2月8日~2月21日
搭乗員:6名
備考:観測用モジュール「キューポラ」等の輸送・取り付け。7枚の窓・天窓が設置されたキューポラの設置により、ISSの中から地球や天体の観測が可能に
131.ディスカバリー 発着:2010年4月5日~4月20日
搭乗員:7名
備考:補給物資を搭載した多目的補給モジュール「レオナルド」をISSに輸送。ISSの冷却システムの一部を交換
132.アトランティス 発着:2010年5月15日~5月26日
搭乗員:6名
備考:ロシアのミニリサーチモジュール「ラクベット」をISSに取り付け
【2011年】(3回)
133.ディスカバリー 発着:2011年2月25日~3月10日
搭乗員:6名
備考:ディスカバリー最後のミッション。多目的モジュール「レオナルド」でISS内に設置する人型ロボット「ロボノート2」などを輸送。ディスカバリーがドッキング中、ロシアの宇宙船ソユーズと補給機プログレス、ESAの補給機ヨハネスケプラー、日本の宇宙船補給機「こうのとり」も同時にドッキング
134.エンデバー 発着:2011年5月16日~6月1日
搭乗員:6名
備考:エンデバーの最後のミッション。アメリカの大型実践装置「アルファ・マグネティック・スペクトロメータ」や特殊目的ロボットアーム「デクスター」のスペア部品などをISSに輸送
135.アトランティス 発着:2011年7月9日~7月21日
搭乗員:4名
備考:スペースシャトル最後のミッション。多目的物流モジュール「ラファエロ」での物資輸送。不用品の搬出。ISS組み立て、修理

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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