花の枢(読み)ハナノトボソ

デジタル大辞泉 「花の枢」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐とぼそ【花の枢】

花が一面に咲いて家をふさいでいるようすを戸や扉にたとえていう語。
「これやこの憂き世の外の春ならむ―のあけぼのの空」〈新古今・釈教〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花の枢」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 枢(とぼそ)

  1. はな(花)の扃(とざし)
    1. [初出の実例]「これや此のうきよの他の春ならむ花のとぼその明ぼのの空〈寂蓮〉」(出典:新古今和歌集(1205)釈教・一九三八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む