花稲(読み)ハナシネ

デジタル大辞泉 「花稲」の意味・読み・例文・類語

はな‐しね【花稲】

神に供えるため米を紙に包み、木の枝などに結びつけたもの。
「山桜吉野詣での―を尋ねん人の袖に包まん」〈夫木・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「花稲」の意味・読み・例文・類語

はな‐しね【花稲・花米】

  1. 〘 名詞 〙 神に供えるために米を紙につつみ、木の枝などに結びつけたもの。また、参拝のとき、神前にまきちらす散米をもいう。はなよね。
    1. [初出の実例]「自院奉幣、御使僧増誉、御幣御花米結付証誠殿烏倉」(出典:熊野権現金剛蔵王宝殿造功日記(平安末頃))

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