花稲(読み)ハナシネ

デジタル大辞泉 「花稲」の意味・読み・例文・類語

はな‐しね【花稲】

神に供えるため米を紙に包み、木の枝などに結びつけたもの。
「山桜吉野詣での―を尋ねん人の袖に包まん」〈夫木・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「花稲」の意味・読み・例文・類語

はな‐しね【花稲・花米】

  1. 〘 名詞 〙 神に供えるために米を紙につつみ、木の枝などに結びつけたもの。また、参拝のとき、神前にまきちらす散米をもいう。はなよね。
    1. [初出の実例]「自院奉幣、御使僧増誉、御幣御花米結付証誠殿烏倉」(出典:熊野権現金剛蔵王宝殿造功日記(平安末頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む