花見月村(読み)はなみづきむら

日本歴史地名大系 「花見月村」の解説

花見月村
はなみづきむら

[現在地名]鳥屋町花見月

眉丈びじよう山系の西側、伊久留いくろ川に沿って瀬戸せと村の南にある山間地集落。観応二年(一三五一)正月の長野季光軍忠状(得江文書)に「花見槻」とみえ、同元年一一月三日足利直義党の井上布袋丸・富来俊行らが、拠点の羽咋はくい富来とぎ(現富来町)から当地に進出し、足利尊氏方の守護桃井義綱方に属した得江石王丸代の長野季光らがこれと戦っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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