花餠(読み)はなもち

精選版 日本国語大辞典 「花餠」の意味・読み・例文・類語

はな‐もち【花餠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 米粉で笹や花弁の形に作り着色などした餠。笹餠。
    1. [初出の実例]「持仏堂以下花餠所々支分之」(出典大乗院寺社雑事記‐文明一一年(1479)一二月三〇日)
  3. 奈良県吉野で、桜の花の咲く頃売る餠。竹串を半ばほどうちわの骨のように細く裂いたものに小さい餠をさしたもの。
  4. はなもち(花餠)の木」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android