芳香炉(読み)ほうこうろ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「芳香炉」の解説

ほうこうろ【芳香炉】

京都そば店「晦庵河道屋(みそかあんかわみちや)」が、1932(昭和7)年に中国火鍋(ホーコー)ヒントに考案した鍋料理鶏肉・ゆば・九条ねぎ・しんじょ・飛竜頭(ひりょうず)・しいたけのほか、季節の野菜を煮ながら、ポン酢しょうゆに大根おろしで食べる。丹波産のやまのいもを打ち込んだそばで最後をしめる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の芳香炉の言及

【うどん(饂飩)】より

…小田巻(おだまき)は茶わん蒸しの具にうどんを加えたもので,やや濃いめの味の卵汁を使う。なべ焼きうどんは1864年(元治1)すでに夜売りされており,この豪華版が京都河道屋の〈芳香炉〉,大阪の美々卯(みみう)の〈うどんすき〉である。【新島 繁】。…

※「芳香炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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