飛竜頭(読み)ヒリョウズ

デジタル大辞泉 「飛竜頭」の意味・読み・例文・類語

ひりょうず〔ヒリョウヅ〕【飛竜頭】

《〈ポルトガルfilhosから》粳米うるちまい糯米もちごめの粉をまぜて水で練り、油で揚げた食品。ひりゅうず。
関西で、がんもどきのこと。ひりゅうず。ひろうず。

ひろうす【飛頭】

がんもどき」に同じ。ひりょうず

ひりゅうず〔ヒリユウヅ〕【飛竜頭】

ひりょうず(飛竜頭)

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精選版 日本国語大辞典 「飛竜頭」の意味・読み・例文・類語

ひりゅうずヒリュウヅ【飛龍頭】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] filhos から )
  2. 粳米(うるちまい)糯米(もちごめ)の粉を等分に混合し、水で練り合わせてから茹(ゆ)でたものを油で揚げた食品。ひりょうず。
    1. [初出の実例]「油揚の飛龍頭は、ホルトガル〈国の名〉の食物なり」(出典:紅毛雑話(1787)二)
  3. がんもどきを関西でいう。ひりょうず。
    1. [初出の実例]「大丼の内は飛龍頭(ヒリウヅ)の味煮(うまに)」(出典滑稽本八笑人(1820‐49)五)

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