日本歴史地名大系 「苅毛村」の解説 苅毛村かりけむら 千葉県:香取郡栗源町苅毛村[現在地名]栗源町苅毛荒北(あらきた)村の南、栗山(くりやま)川の上流右岸に位置し、北から東にかけて岩部(いわべ)村、南東は西田部(にしたべ)村。西方向には台地が細く延びて沢(さわ)村へと続いており、舌状台地に集落が展開する。慶長四年(一五九九)の苅毛之郷御縄打水帳(苅毛区有文書)では高一二六石余、反別は田方八町三反余・畑方二町六反余、名請人二二。元禄八年(一六九五)の検地帳(同文書)では惣百姓持として林三町三反余・散在野一一町五反があり、屋敷数三三。同一三年頃の下総国各村級分では旗本浅野領で、このまま幕末に至ったとみられるが(旧高旧領取調帳など)、改革組合帳では幕府領と浅野領の相給となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報