苔の枢(読み)コケノトボソ

デジタル大辞泉 「苔の枢」の意味・読み・例文・類語

こけ‐の‐とぼそ【×苔の枢】

僧・隠者などの住む、粗末な家の戸。
「独り行く袖より置くか奥山の―の路の夕露」〈金槐集・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「苔の枢」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 の 枢(とぼそ)

  1. ( 「枢」は戸の意 ) =こけ(苔)の戸
    1. [初出の実例]「ひとり行くそでよりおくか奥山のこけのとぼその路のゆふ露」(出典:金槐和歌集(1213)雑)

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